TEDICって、「何の略」「何の頭文字」とよく聞かれます。
大喜利で答えてみましょう。
「とんかちと、えんぴつをもった、だいくさんが、いやあまいったまいったと、ちずをみています」
「たまたま、えきにいったら、だんごむしが、いまこれから、ちかてつにのるところでした」
「たいやき、えくれあ、だんご、いちご、ちょこれーと」
TEDICの子どもたちにやってもらったら、もっともっといいのができそうです。
そう、「TEDICって、何の略?」って謎なんです。
もちろん、TEDICには、名づけの親がいます。創設者の門馬優さんです。門馬さんによると、TEDは早稲田大学教職大学院、ICは石巻キャンパスという意味だそうです。
門馬さんは、こどもたちのための活動を始めたとき、早稲田大学教職大学院に属しつつ、石巻にボランティアとして通っていたのです。一緒に来た仲間のボランティアの方の多くも、この大学院の方だったそうです。
早稲田大学教職大学院のアカウント名にはTEDの三文字が含まれていますが、TEDが何の頭文字かはわかりませんでした。謎は残ります。
さて、最大の問題は、TEDICは、早稲田大学の一部なわけでは、まったくないことです。
「門馬さん 勝手に大学の名前を使ったでしょ」
「早稲田大学にばれたらどうするの!」
「そもそも、現状の説明になってないんだけど」
ということで、TEDICのスタッフで話し合って、TEDICが何の略かを「あとづけで」考えました。じゃーん!
Team for Empowering and Defending Ishinomaki Children
です。私たちは、
「石巻の子どもたちを、勇気づけ、護るチーム」
です。
Empower(エンパワー: 力づける)はとても素敵な言葉です。
本人の本来持っている可能性を発揮できるよう、環境を整え、本人の選択肢を増やし、本人に「力」を与えるという意味です。エンパワーしてもらえると、心が軽くなり、できないかもと思っていたことにチャレンジできるようになり、人生を一歩一歩踏み締められるようになります。TEDICは、この本人の「力のみなもと」「元気のみなもと」なんです。
Defend(ディフェンド: 護る)もとても素敵な言葉です。
サッカーでは守りを固める人たちを、defender(ディフェンダー)といいますが、絶対に点を取られないぞと、ゴールを守ります(キーパーと一緒に)。TEDICが守るのは子どもたちです。人生にどんな大変なこと(逆境)があっても、一緒にいるよ、一緒に問題を解くよ、君の人生を守り抜くよと、共にいるのです。
EmpowerとDefendは、子どもの権利の分野でもよく使われていることばですが、私たちは、理屈ではなく、目の前の、ひとりひとりの子どもを力づけ、護り続けます。
石巻のすべての子どもたちが、自分らしい未来を手に入れられますように。
皆さん、
TEDIC: Team for Empowering and Defending Ishinomaki Children
にぜひ、加わって下さい。